2007年05月02日

パラダイス・ナウと死生観。

パラダイス・ナウを鑑賞したので、そのうち感想文でも書こうと思ってたら、
訃報が続いたのでこのタイミングに。

この映画は占領下でおよそ文化的でない生い立ちを強いられた若者が自爆テロにアサインされてから実行までの48時間を比較的ドラマチックに描いた青春映画だと円蔵は認識しているが、
自爆テロルで直接絡みの無い占領国の人々を巻き添えに飛び散る事の正当性はパレスチナの過激派が原理としている経典でいうところの神に全面委託しているために漠然としがちなのだが、
「みんなが飛び込んでいるからお前も飛び込め」に近く、「紳士だから飛び込め」にも近いようでいて、
飛び散る建前での「天国に行ける」とか「英雄の家族の生活は保障される」とか、その辺飛び散る本人はどうとも思っちゃいねーんじゃねーか、と思える節が多い。
もはや死ぬべきときが向こうから来たので飛び散りました、とか、
飛び散るから飛び散りました、に近い感覚だと思う。

死んでも何の解決にもならないと誰かは追悼エントリで書いていたけれど、
死のうが生きようが何の解決にもならないことのほうが多分多いんではないか。
解決できるかもしれないと期待するから生きる向きが多いというだけで、
別に解決しようとすら思わないで飛び散る日常もあるんだと、
そういうことがわかる映画。

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2007年04月30日

R.I.P DJ KLOCK。

彼の初期作品が彼自身のclockwiseから滲み出し始めだした頃、
その周囲が煽り立てるようには刺さってこなかった音像。
円蔵は自前のレビューで好きになれない、と書いていたことを記憶している。
その後も媒体は何かの度に彼の独特なDJスタイルや、
偏執潔癖な音作りをフィーチャーし続けてきたのだけど、
たしかサブライムから出た作品を、
「あ、聴いて見たかったんだそういえば、あれ」
と想い出させてくれたのが白石さんの日記だった。
それが彼の逝去の報だったことに、
初めての共感を覚えながらこのエントリを書き付ける円蔵は、
明日行きつけのレコード屋でそれを買うのだろう。

requiescat in pace DJ KLOCK.


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2007年04月27日

グレッグ・イーガン面白いなぁ~。

腐敗集が漂ってた時期に、
中野の本屋で「このR-TYPEな表紙のハヤカワ文庫は何なんだろう」と手に取った「しあわせの理由」が出会い。
この頃不眠気味なのでナイトキャップ代わりにイーガン買い捲って読み漁っていたんだけど、面白いねー!


SF筆卸がウィリアム・ギブスンだったんだけど、

当時15-6だった円蔵には余りに難解で、
数回読み返してやっと絵的に文学的修辞を味わえたかなぁ、
という有様で、
小学生だったころに愛読していたエルリック・サーガに抱いた、
「よくわかんねえけどなんかすげえな」
感が去来したよ。久々に。

ついでにこれは訳者の能力でもあるんだろうけれど、
イーガンの作品は美しいんだよな。
その美しさってのは、
数学者の友人がよく言っていた証明の式に見出すそれのことなんだろうとすごく思う。

円蔵は文型だから彼が帰依していた数学の至上を共有することはできないけど、
こういう形で位相変換して開示されると、
刺さるんだよな。涙が出るほど。

なんで涙腺が緩むのか、
というと、
自然を記述できる数式があったもんで、
変数にいろいろ代入してたらいろいろすげー不自然になっちって、
それはどーしてなの?だってこれ真なんでしょ?
って狼狽する登場人物たちがあんまりにも自然なんで。

絶対面白い。
何から読んでもいいけど、個人的には「しあわせの理由」が一番泣けた。

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2007年04月24日

AJAXライブラリで高速サイト内検索。

暴想様より拝借。
<div class="content"></div>内に出力されるから、
滅茶苦茶スマート且つラク。
ハイライト色を選べたらすげーのになー。

http://java.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/typepadmtajaxja_c70d.html

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※07年6月よりどぐそでは未実装です。

父の愛する長崎でこんな仕打ち。

円蔵はしばしば面倒くさがってだね、
「そういう定性的な設定じゃ困るんだよね、定量的な記述に改めてくれる?」
と朝令暮改措置を何度も強制されて来ているのだけど、
いやめんどくさいから他人にも強制するし、
めんどくさいから核弾頭も長崎に落ちたんだろうと思うんだけど、
で、
「父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。」
と放言できる厚顔無恥なあなたご自身にも相当長崎市を任せて置けない以上にね、
赤の他人でもあるあなたの旦那さんのねそれはね、
一長さんのヒュレーはもとより、エートスの程度がかなり、いや、遠く違った、
というだけの事だったんじゃないか、とどうして思えないのかっていう理由は、
遺影担いで選挙運動できるだけの精神に宿るということだと、
円蔵は定性的に思ったわけですよ。
よく噛んで寝ろよ。

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